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| リアルとバーチャルの有機的な融合 |
内容に関しては 財団法人少林寺拳法連盟 の正式な見解ではありません。 【サイト・オーナーへメール 】
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■2008年 e-研福島合同合宿 - 拳禅一如 異文化交流会 - |
| < 後編 > 夜もまた、楽しからずや|横顔|大人の時間|映画を見るより面白い?|応用法形|焼ジャケとつけものとお味噌汁の朝食に感謝|普段やらない練習|エール|日本古来のエンターテイメント |
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| ■ 夜もまた、楽しからずや |

このドラム缶が
バーベキューコンロに早変わり |

ファインダー越しに何を見てるのか・・・ |

冷たいビールで話も弾む |

ソーキさん、飲むと一段と明るくなる |

この明るさは和み系^^ |
今回の宿泊場所は例年と違う。木製簡易ベッドもあり、なかなか快適だ。
元保育所とのことだが、そのおかげで長い縁側があり、バーベキューにもってこいだった。
ふと見ると2つに割られた長い青竹が縁側に転がっていた。これで流しそうめんをやるそうだ。野趣あふれる演出だ。いくら鮫川村とはいえ、青竹の流しそうめんは非日常ではないか、と思われる。でも非日常でも、こんなことができる環境であることがうらやましい。そして、そんな時間を共有させてくれようとする鮫川村の人たちが嬉しい。
道院のK先生、ハジコン・パパさん、ハジコンママさん、父兄の方や、ノーキョーさんが手際よく夕食の支度をしてくれた。僕等が手を出すと、かえって邪魔になりそうだったが、何もしないのも心苦しい。僕は丸太のイス運びなど、単純作業に従事することにした。
しばらくし、子供達の流しそうめん大会が始まった。それを契機に大人は縁側の隅の方でビールを飲み始めた。お楽しみの第二弾がスタートした。
| ■ 横顔 |
九里さんが金沢の珍味を持ってきてくれていた。表現は難しいのだが、イナダで作ったソフトなカツオ節の厚切りと言ったらよいだろうか。
こいつを口に入れると、なんともいえぬ味が染み出してくる。僕はアミノ酸の味が分かる文化の国に生まれて良かったと思った。
テーブルを囲んで僕の対角線上にユウパックさんが座っていた。彼はクノイチさんの大学の先輩に当たる、ちょいとしたご縁で先日一緒に練習したのを期に今回の合宿参加となった。面倒見のよい紳士だ。 ユウパックさんは今回がe-研合宿初参加となる。彼の目にはこの合宿はどう映っているだろう。
その隣に座っていたのが海坊主さんだ。何度か夜の街でご一緒したことはあるのだが、よくよく考えると道衣を着て一緒に練習したのは今日が始めてだったかもしれない。
学生時代は水泳部で鳴らし、ドーバー海峡を泳いで渡ったこともあるというツワモノだ。先ほどお風呂で見た限りでは、さすが元スイマーという、筋肉のつき方をしていた。
もっとも、この海坊主さん、その容貌からはちょっと想像し難いが(失礼!)、エリート・ビジネスマンでもある。
そのまた横にはソーキさんが座っている。今年2月、僕の支部で沖縄合宿に行った際、お世話になった現地の道院の方だ。宴会で、散々大騒ぎした後、一緒に沖縄ソーキそばを食べに行った。
もっともその時の記憶は、飲みすぎてほとんど飛んでいるという、ソーキさんも、これまたツワモノだ。
仕事の関係で会津に転勤になったと、沖縄やんばるのT先生から連絡があったので、今回お誘いした次第。きっとソーキさんはIBM拳法部は合宿が多いと思っていることだろう^^;
・・・そんなフィールドもバックグランドも違う人たちが隣に座って談笑している。これは凄い図だと思う。
僕は異業種交流会を何度も経験しているが、初めて会う人たちだと、なかなか打ち解けられなかったりする。少林寺拳法という共通言語と、鮫川の自然が強力な触媒と思われた。
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| ■ 大人の時間 |
テーブルには、ハジコン君の他、幸さんもいた。幸さんはハジコン君より一つ上の高校3年生。しっかり者で明るく屈託がない。最近の若い連中にありがちな「清潔感の無さ」を一切感じさせず、日本もまだまだイケるんじゃない、と思わせてくれるような子だ。
ハジコン君にしても、幸さんにしても、もう将来の進路を考えても良い時期だろう。いや、考えなくてはならない時期と言ったほうが良いかもしれない。僕はIT業界の人間だが、この席には他にも流通業界の方、金融業界の方、建設業界の方、音楽業界の方など各方面から賢人達が集まっている。2人にとっても、こんな人生の諸先輩達からアドバイスをもらえる機会はそうそうないだろう。
七賢人達は、今度は仕事面を中心に自己紹介を始めた。そこに我がIBM拳法部の面々が参戦してきた。
話は盛り上がった。盛り上がって、気がついたらみんなブヨの餌食になっていた^^;

大人の時間は♪楽しい(*^^*) |
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■ 映画を見るより面白い?
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恒さん、お勤め
(刑務所じゃないよ)、ご苦労さまでした。 |

今年一段とパワーアップした
ハジコン君だ |
夜も更けた頃、痺れをきらしたハジコン君から「そろそろ、やりませんか」と打診があった。
毎年恒例のプレゼン大会だ。オープニングは今年、会社を早期定年で辞められた恒さんだ。
恒さんと知り合ったのは、もう何年も前になる。都内でe-研交流会をやっていたときに何度か来られた。独特の感性と、子供のような純真な心を持つ、愛すべき50代だ。主に地面の下で活躍する、建設関係の仕事に従事されていた。
仕事は地面の下がメイン・フィールドでも、そこはそれ建設関係の方なので、素人とは比較にならないほど様々なノウハウを持ち合わせている。実際、僕の山梨・笑竜庵に2件目のログハウスを建てる時は、手伝いに来てくれて、遺憾なく能力を発揮してくれた。恐らく恒さんがいなかったら、ログハウスはとっくに雨漏りをして、もう傷み始めていたのではないかと思われる。
笑竜庵建設の少し後、恒さんは台南に行き、ジョイント・ベンチャーの一員として、地下鉄を通すという大仕事に従事されていた。
まずはその地下鉄工事についてのプレゼンが一本。台湾版新幹線の写真など、鉄道ファンを自認する鉄さんには、嬉しい映像だったのではないだろうか。
続けて台湾という国を紹介するプレゼンが一本。僕も台湾には3週間ほど滞在したことがあるが、数年間そこに住んでいた恒さんの目を通して見る台湾は、僕のような一時滞在者とちがって、より現地生活者の目線にちかく、懐かしくて、ちょっと新鮮なプレゼン内容だった。
恒さんを受けて、お次はハジコン君がプレゼンをした。この伸び代豊かな、恐るべき高校生は2Wayコミュニケーションをナチュラルにこなしながら、プレゼンを行う。
突っ込みどころ満載のプレゼン・チャートは敢えて2Wayコミュニケーションを狙って作られているのではないかとさえ思われた。
映画を見るより面白い(^-^)
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| ■ 応用法形 |
僕も軽くプレゼンをした。
今回のメインテーマは今研究中の「応用法形」。
グロープ乱捕でも運用法でもない、新しい少林寺拳法の実践方法だ。
今までも、e-研交流会などで、乱捕研究はしてきた。もちろんその前も東京センターの地下で「土曜クラブ」の名の下、乱捕研究はしてきた。そして、それらの研究作業を通してぶつかった様々な失敗経験は、僕の中では大きな財産となっている。
土曜クラブの研究では、ルールに目を向けるのではなく、技術に目を向けるのだということを学んだ。反面、本当の意味で「協力しあう」ということが置き忘れられていた気がする。みんないいところまで行くのだが、最後のところで誰も攻撃線を理解できなかったのは、このことが影響していたと思われる。
e-研交流会では、協力しあう練習は実践できたが、目的意識の共有が希薄だった。
そのため、目新しい技術を学んでいる間は良いのだが、ちょっと壁にぶつかると、言動や態度が変わって消えていく人が出てきた。
乱稽古に現れるのは結果の形に過ぎない。そこへ至るプロセスや、ポリシーを共有できないと、結局、構えだけの真似、理論だけの真似に終わってしまうことを学んだ。
そんな反省を活かし、単純な技の形だけでなく、その練習方法や、考え方までもパッケージにしてのアプローチ方法を研究中だ。まだ試作品段階ではあるが、なんとか形になりつつある。今日はリリース前のベータ・バージョンを特別公開してみた。
ただ、このあたりから僕の記憶も不確かになっていく、どこまでしゃべったか、よく覚えていないし、何が言い足りなかったかもよく分からない。まあ、余興としては、いいかぁ^^;
いつの間にかIBM拳法部の女性陣は乙姫温泉に消えていったようだ。
こうして、例年のように、狂宴の続く中、夜が更けていった。
お開きとなったのは午前2時。
あまりに月が綺麗だったので、しばし縁側で月を見上げた。
ちょうど隣の部屋から海坊主さんが出てきた。
さすがにこの時間はブヨも出ない。青い山陰と目の前の田んぼから聞こえるカエルの大合唱、僕等はしばし、鮫川の夜を堪能した。
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| ■ 焼ジャケとつけものとお味噌汁の朝食に感謝 |
よく朝、例年のごとくハジコン君の元気な声で起こされた。
僕はこれまた例年のごとく二日酔だったが、昨夜は少しお酒をセーブ、おかげで朝食から団体行動に参加。
・・・ハジコン君からは「快挙」と賞賛された。
食堂には子供達を含め20人分ほどの朝食が並んでいた。しかも今年はパンではなく、ご飯食だった。
これだけの人数の朝食を用意するのは大変だったと思う。
美味しいお米は鮫川米だろうか。かみ締めるほどに甘みがでた。焼じゃけは脂がのっていて美味いし、きゅうりのお漬物は、アルコールの残った僕の体にはとても美味しく感じられた。
普段は朝食を食べない派だが、本当に「うまいっ」と感じた。
ハジコン・ママさんが大車輪でご活躍いただいたおかげだ。まったく頭が下がる。
後片付けで僕は厨房に入っていった。ハジコン・パパさんとママさんが手際よく食器を洗っている。僕が手を出せば時間が掛かるのはわかっていたが、せめてそのくらいのさせてもらわなくては・・・。僕と海坊主さんが洗い場に並んだ。海坊主さん、以外と皿洗いの手際が良い。きっと普段から家事を手伝っているのだろう。
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| ■ 普段やらない練習 |
2日目の練習が始まった。
身体が鉛のように重い、昨日とは比べ物にならない。
二日酔いのなせる業だろうし、もう決して若くはない僕の身体が、馬力を発揮できないのだろう。
本来なら、昨日から小名浜の吉四六先生が来てくれるはずだったが、足を怪我され、ご参加できなくなったと連絡をいただいた。大きな怪我でなければ良いが、ちょっと心配だ。
今日の練習は恒さんとK松先生と僕のグループの3つに別れて行うことにした。
最初僕は子供達を担当した。ボールを使って、反射神経や俊敏な動作や平衡感覚を養う練習をすることにした。
・・・人はその練習をドッジ・ボールと呼ぶらしいが。。。
後半、僕は大人チームを見ることにした。
普段はやらない練習ということで、金剛拳特集をおこなったり、いくつかの法形練習をおこなったりした。
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| ■ エール |
マスコンさんが大学のゼッケンを着けた道衣を着ていた。今年から大学に通い、親元を離れての一人暮らしをしている。
大学で、自分の将来を見据えた勉強のほか、修行も大学拳法部という、いままで知らない少林寺拳法の側面を見ることになるだろうし、バイトやら、家事やらと、新たらしい経験を山ほど積むことになるだろう。時には自分で消化しきれないぐらい大変な局面とぶつかるかもしれない。
でも、このe-研福島合宿を開催するきっかけのきっかけは、実はマスコンさんだったし、高校生でオーストラリア留学を体験した、隠れ積極派でもある。
これから経験するいろいろなことも「全てが人生の肥やし・・・」ぐらいのつもりで楽しんでもらえたら、と思う。
あのマスコンさんが今では大学生なのだから、時がたつのは本当に早い。
マスコンさんの背中のゼッケンを見ながら、自分なりに一生懸命だった大学生活をちょっと思い出し、心の中で、そんなエールを送ってみた。
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| ■ 日本古来のエンターテイメント |
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ヨイショー! |
昨日のアルコールがようやく抜けてきたかなあ・・・という頃、練習が終わってしまった。
今日のお昼はみんなでお餅つきをやると聞いている。
体育館横には、すでに臼も用意されていた。
ノーキョーさんの目が、俄然輝いてきた。
慣れた手つきで杵を持ち、もち米をつぶしはじめた。
しばらく、杵でこねるようにもち米をつぶしたあと、
やがて杵が振りあがった。
そこから、奏でるリズミカルな音。
文先生が僕の横で「いい音・・・」と呟いた。
ソーキさんが餅をつく、子供達も餅をつく、IBM拳法部の女性達も餅をつく・・・
餅つきなんて何年ぶりだろう。餅つきは、子供も大人も楽しめる日本古来のエンターテイメント。食事とお楽しみをかねるとは、さすが鮫川の人たちだ。
一年に一度、全国から有志があつまり、魂を共鳴しあう・・・こんな手作りの合宿も悪くない。
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